2/25(金)

久しぶりに美術館めぐり。

まずは府中市美術館。府中市美術館、行くの2回目で、中央線側行きたかったので武蔵小金井からバス。道路事情があまり良くないて割と時間がかかってしまった。うーん、という感じ。北府中からのバスがあると嬉しいんだがなあ。まあまた考えよう。

美術館に入って池内晶子氏の「あるいは、地のちからをあつめて」。大変良かった。糸で作られた世界、という事なんだろうけど、風により微かに揺れたり、光の加減で見えたり見えなかったりで糸というのは大変面白なあ、と思った。会場に合わせて作られた作品だから他の会場で同じ作品を見ることは無いかもだが、今後も作品見ていきたい。

中央線に戻って吉祥寺駅に移動して、武蔵野市立吉祥寺美術館へ。ここは初めて。美術館、と書いてあるが、普通の商業ビルの一フロアなので、美術展示場という感じか。

で、土田圭介氏の「鉛筆画展 心の灯り」。鉛筆画家の作品展も初めてかなあ。作品は良かった。良かったが、全体を通してのテーマがあるわけではなくて、「上手だなあ」で終わってしまった。私の興味の範囲では無かった感じが。しかし本当に上手だった。鉛筆でここまで書けるんだなあ。

まだ時間がある&アクセスしやすかったので、折角だからと 練馬区立美術館へ。練馬区立美術館、阿佐ヶ谷からバスで直ぐなので便利。

で、練馬区立美術館、「香月泰男展」。学生の鑑賞会があって人が多かった。公立の美術館はこういうのがあるんだなあ。しゃあない。

で、香月泰男展。若いころの展示はそこまで印象に残らなかったのだが、シベリア抑留の体験を描いたシベリア・シリーズから大分特徴が出ていて凄かった。顔の表現も凄いのだが、黒の表現が凄かった。黒と顔でここまでに苦痛などの感情が表現出来るんだなあ。基本的に人物画は好きでは無いのだが、シベリア・シリーズは惹かれるものが多かったなあ。シベリア・シリーズ後には、黒ではなく赤や白、青などを使った作品もあって、こっちも大変良かった。単色の見せ方が凄い上手い。後期の作品が出始めた頃に亡くなられてしまったとの事で、もし亡くならてなかったらもっと発展した作品が見れたのことかなあ。少し気になる。図録買っても良かったかなあ。練馬区立美術館、販売所がわかりらくて毎回見落としちゃうだよなあ。気おつけよう。まあしかし良かった。満足。