6/18(日)

読書。有栖川有栖氏の「ペルシャ猫の謎」。短編集。

切り裂きジャックを待ちながら。とある劇団で誘拐事件、そしてそこからの殺人。犯人が大分あれな感じでなるほどーという感じだった。一応謎解きがあった気がするが、そこは主題ではない作品だった。

わらう月。とある写真がアリバイに使われ、そしてそれが何故アリバイとして成り立たないのか、というお話。正直、それでばれちゃうの、という感じだった。ちょっと雑では。それはそれとして、加工が普通に出来る現代では、こういうトリックは逆に難しいんだろうなあと思うなど。

暗号を撒く男。犯人ではなく被害者が暗号を撒いている、というパターン。あまり普段見ないパターンで、そういう意味では面白かった。

赤い帽子。珍しく刑事側メイン、というか刑事側だけが登場。地道な捜査により証拠が整っていくのを見るのは中々良かった。

悲劇的。学生のレポートからはじまる雑談。本当に雑談で終わった。

ペルシャ猫の謎。どっぺるげんがーてきなおち。うーん。そうか。無し、という程では無いのだが…。ちょっともやっとする感じだった。

猫と雨と助教授と。珍しくほっこりする小ネタ。こういうのもありでは。