2/25(土)

美術館めぐり。まずは新宿のSOMPO美術館の「FACE展 2023」。公募形式の展覧会。とはいえ別に素人さん、という訳ではなくちゃんと個展とかをやってる方が多かった模様。グランプリの「Still milky_tune #4」も勿論良かったが、個人的には植田陽貴氏の「whispering」がとても好みだった。植田陽貴氏、今度個展があるらしいので行ってみようかなあ。その位気に入った。賞とった作品はどれも良かったが、それ以外は、まあ、という感じではあった。大学の卒業展をちょっと思い出した。色々見れるという意味では良かった。安かったし。

東京オペラシティ アートギャラリーに移動して「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」。HPには全然情報無くてなんでだろうね、と思っていたのだが、体感型のインスタレーション展示だった。そりゃ載せれる情報ないな。試み自体は面白いと思うのだが、ちょっと展示数が少なすぎるのとVR機器が一つしかないので大分待ちが発生するのがちょっとという感じだった。夕方とか行ったら絶対出来ないだろうなあVR。何で1個しか使ってないんだろう。そのVRもずれた場合に手で直せなかったりで正直厳しかった。試みは面白かったんだけどなあ。

オペラシティにいるので折角だからICCへ。「多層世界とリアリティのよりどころ」。AR/VRの展示。こっちもか。正直どこかで見たことがあるなあという展示が多くて、うーんという感じだった。AR/VR、もうちょっとひねった作品出てくると面白そうなのだが、意外と難しいのかなあ。「How to Disappear」というオンゲーから脱走出来るか、というテーマの映像は面白かった。しかしゲームだからなあという気持ちもある。しかし発想は面白かった。

ちょっと気になった展示があったのでここで飯田橋に移動。久し振りに乗った中央線は快速停車駅が全くわからなくて難しかった。新宿〜秋葉原間に行くの実は大分久し振りだなあ。アンスティチュ・フランセ 東京(東京日仏学院)へ。はじめて行った建物だったが、「フランス政府が管理・運営するフランス文化センター。アンスティチュ・フランセの日本支部に相当する。」らしい。勝手に語学学校だと思っていたのだがそうでは無かったか。田口薫『地を這う、跡を撫ぜる』という展示へ。アートアワードトーキョー丸の内2021にてフランス大使館賞を受賞した事を記念しての展示らしい。展示数は多くなかったが、無料で色々見れて良かった。宗教画が大分意識されている作品で、こういうの本当の宗教家には嫌われるのかと思っていたのだが、そうでもないのかなあ。絵画と木版画を混ぜる、という発想も面白かった。アンスティチュ・フランセ、定期的に展覧会や映画のイベントやってるらしいので、今後も機会があったら行ってみよう。しかしこういう知らない展示会やってるスペース他にも色々あるんだろうなあ。

地図眺めてたら気になっていたトーキョーアーツアンドスペース本郷が歩いていける距離な事に気付いたので訪問。「ACT(Artists Contemporary TOKAS)」という注目すべき活動を行なっているアーティストを紹介する企画展。こっちも無料。どうやってマネタイズしてるんだろうと思ったのだが、財団法人絡んでるのか。須藤美沙氏の天体に関する作品が特に興味深かった。光を当てた影も作品になっていてなるほどーという感じ。建物自体も特徴的で、床も特殊な構造になっていたのともマッチしていた。建物自体がアートの展示をする事前提なんだろうなあ。まあよく考えられている。場所がちょっとあれなのだが、無料で色々見れるのは正直大変ありがたいので、ここもまた来よう。

ふらふらーと御徒町方面に向かっていたら、湯島天神で梅祭りをやっていたので見学。梅の開花状況はもうちょっと、という印象だったまあ綺麗だった。梅も勿論良かったが、祭り自体の雰囲気が好きなので、それを感じられたのが大変良かった。今年はこういう祭り的なのにも参加したいなあ。満足。