5/6(土)

読書。有栖川 有栖氏、「白い兎が逃げる」。これも短・中編集。『不在の証明』、双子もの。展開自体は予想通り。相変わらず犯人は運が悪い。『地下室の処刑』、森下刑事が捕まった地下で殺人が起きて…というはなし。細かな他人の発言全て覚えている人とかどれだけいるんでしょうねえ。あと件の団体が色々雑。『比類のない神々しいような瞬間』、ダイイングメッセージもの。ダイイングメッセージが前提の作品だったんだろうなあ。犯人の挙動や事件解決までに掛った日時に思う所が…。『白い兎が逃げる』、時刻表もの。今更だが、学校の下りは必要だったのか…?

色々突っ込みどころが多かったが、まあそういう時もある。やっぱりミステリーとしては弱いが、ヒューマンドラマとしては面白い、という評価なので、ヒューマン部分が弱いとぐぬぬとなってしまうなあ。ぐぬぬ